「将来の夢だとか目標は?」なんて聞かれると、悲しいまでに何も答えられない自分。
二十歳の頃なら胸を張って何らかの返答が出来たかと言うと、そんな事も無かったよなと思う。
その内にデザインの仕事をしようと思っていたし、イラストの展示会をおこなって行きたいなど、遣りたい・遣るべき事は幾つもあったけど、それらが「将来の夢(目標)」だと思う事は無かった。
「将来遣りたい事も無いのかよ?」って批難されようが、なんとも返答のしようがないし、『じゃ、将来ってなによ?』って聞き返したい気分である。
でもま、もちろん一般論で言う“将来感”が理解出来ない訳ではないけども、自分自身に置ける“将来”ってモノがよく解らない。
そんな自分が現在遣りたい事は、色んな物事に“触れる”、“匂う”、“味わう”、“眺める”、“溶け込む”…..
早い話が、もっともっと自分の知らない世界を、自分自身で確かめたいって事なんだけど、やっぱ、こんな事が“将来の夢(目標)”である訳がないんだよな…。
なので、自分の将来の夢や目標を胸張って言える大人は格好良いなぁー
と、心底尊敬してしまいます。