鮮やかで美しい景色や町並みを我々に見せてくれる京の都ですが、市中くまなく歩き回っていると、「おやっ?」とした町並みを目にする事があります。
たぶん、上の文章だけでピンとくる方も居るんじゃないでしょうか?
観光で行って一番手っ取り早くその町並みを見れる場所が、なんとJR京都駅から東へすぐのエリアに広がっています。位置的には京の都の鴨川下流にあたります。
華やかな京都駅やタワー等の景色から一転して何とも寂れた町並みが目に飛び込んできます。まぁ、新宿などにもこう言った町並みは多いので「駅前の一等地なのに勿体ないなぁ…」くらいの感想しか浮かびませんでした。
後日、ネットなどでアレコレ調べているうちに、華やかな京の都でも裏ではドロドロとした問題を抱えていると言う事を知りました。
余り詳しく書くとキナ臭くなってしまうので、流れだけ説明しますと、明治維新前まで存在していた身分制度や、宗教観、地域性等がとても根深く絡んでいて、そうして延々と続いてきた悪習が潜在的に残っていて、こう言った被差別地区が関西地方などでは未だ多く存在しているそうです。
関東の学校ではこう言った「同和問題」を扱った授業が殆ど無く、また東京へ出てきた方々にしても人前で話す内容の話ではありませんから、日本の東西でかなりのギャップが生まれているんだろうなぁと感じます。
華やかな町の裏側では、こう言った問題を抱えているんだと、変に意識する必要は全くありませんが、古の都に残る「光」と「影」の存在は、知っていて欲しいかなと思いました。
私も都営団地の出身者なので、何となく共感してしまうモノが有るんですよね…。。
▲周辺一帯の土地を市が買い上げている様子で、至る所に金網が張られていました。
国内唯一の部落地区に建てられた銀行が現在では資料館として残っています。
【柳原銀行記念資料館】http://web.kyoto-inet.or.jp/org/yanagin/
▲この地区では革製品を扱ったお店が多くあります。
こう言った製品を上手く特産品として売り出せればなぁとか思います。
▲この地区に限らず、京都市内にはこう言った標語標識が多く見受けられます。
一番気になったのが、壬生近辺に貼られているかなり威圧的な五条警察のポスターは何なんでしょうか? せめてピーポくんの様なキャラクターを使うとか。。(笑)